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続出・踏切爆走トラック

 多くの人々が利用する重要な交通機関、鉄道。踏切はそれを安全に運行させ、また、人々の命を守る、鉄道のいわばライフガードである。だが今、警報機を無視して踏切内に進入し、遮断機のバーを折るなど、ドライバーのマナーが問われる事態が相次ぎ、JR東日本ではその実態を調査するため、監視カメラを設置した。そのカメラが捕らえた驚くべき映像の数々とは。

Ex.1
 警報機が鳴り始めたのにもかかわらず、踏切に進入してきた冷凍車が、遮断機のバーをへし折り、逃げ去った。しかも、無免許運転だった。折れたバーの上を通過することになった電車は急停止、ダイヤが乱れ、多くの人々の足に影響を与えた。

Ex.2
 大型トラックが警報機を無視して踏切に進入、遮断機のバーをもぎ取った。

Ex.3
 電車が通過した後の踏切。何と今度はバーに放火している男がいた。男は、踏切の前で止めていた車に戻り、そのまま逃走。悪質極まりない行為である。たまたま近くにいたJR社員がこの火に気づき、バーを下ろしすぐに消火。事なきを得た。それにしても、何故こんなことをするのか。

Ex.4
 降りた遮断機の前にやってきた乗用車。電車が通り過ぎるのを待つのかと思えば、待ち切れなかったのか、バーを無視して渡ってしまった。

Ex.5
 警報機が鳴り始めた踏切に進入、急いで通り抜けようとした大型トラック。無理な運転で、何とタイヤ1個を踏切内に落としてしまった。あわてて運転手が拾いに来て外に出し、間一髪、大事故を免れた。

Ex.6
 またしてもトラック。警報機が鳴っている最中、踏切を渡ろうとして、遮断機のバーをへし折った。運転手はバーを拾いに来たが、こっそりと道路脇に隠した。

Ex.7
 飲食街のすぐ裏手にある踏切。明らかに酒に酔っていると思われる4人の若者が、酒の勢いに任せてバーを折ろうと上に載る。しかし折れず、結局諦めて帰っていった。

 これが踏切の実態なのである。

A:許せないね。
B:JR東日本がそもそもカメラを設置しようと思ったのは、ナンバーや所有者を特定して損害賠償を請求するという、そこから始まっているんですよ。
C:道交法違反だけじゃなくて、器物損壊罪ですね。
B:それからその後折れた竹だとかがレールの上にあって、ダイヤが乱れたりということがありましたよね。そういうことで交通往来危険罪と、こういった刑事処罰も適用されるんです。
C:人間の一生を、ということを考えるとゾッとします。

「衝撃初公開!防犯カメラが見た決定的瞬間!」テレビ朝日 93.10.10放送より

初出:鉄道友の会東京支部日曜サークル機関誌「休日運転」bP68(94.1.16)


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