
埼玉県内の廃車体めぐり・フォトギャラリー
もうかなり前になってしまいましたが(91年9〜10月)、鉄道友の会東京支部日曜サークルのSさんと埼玉県内の廃車体めぐりをした時の模様をレポートします。 車で埼玉県内の廃車体めぐり
- ■武蔵野倉庫運輸梶^三郷市
JR武蔵野線の三郷駅から徒歩15分位の県道三郷・流山線に面した場所で、ここに置いてある車両は東武ED4022(ED4020形)、クハ361,モハ7304,モハ7325(以上3両は7300系)、モニ1472(モニ1470形)、ワラ4,19,35,39(以上4両はワラ1形)、ヨ210(ヨ 200形)の計10両です。Sさんによると、この車両群は昭和60年にここへ搬入されたもので、当時は「ステーキハウスペコペコ」というレストランであったのが、その後この店はつぶれてしまい、現在は「武蔵野倉庫運輸梶vという会社が所有して事務所として使われているとのことです。車内を廚房や客席として利用したレストランになっていた当時のままの姿になっており、出窓のついたワラなど、経営者がよほど鉄道好きであったと思われます。人気のなくなった現場を見たところほとんどゴミ捨て場かスクラップ置場という感じですが、Sさんが以前にここを訪れた時は、これほどひどい状態ではなかったそうです。
それにしても東武の車両がこれだけまとまってあるのは貴重で、このまま朽ち果ててしまうのは何とも惜しいような気がします。
★下線のついた車両は撤去され、現存しない。
- ■ステーキハウスペコペコ/越谷市
国道4号のバイパスがJR武蔵野線と交差する付近にあり、店の名前からつぶれた三郷市のレストランと同じ経営者と思われますが、こちらは盛業中です。店の国道からの目印としてナローゲージのD形タンクSLが置いてあるので、場所はすぐわかると思います。Sさんによると、このSLは台湾製とのことで、私が「なぜ台湾製とわかるのですか」と聞くと、「このような形の日本製SLは存在しない」と教えてくれました。ここにはSLの他に東武のモハ7310とワラ24のあわせて3両があります。
このレストランの裏に回って軒下を覗いてみると、台車とチョコレート色に塗られた車体が確認できます。すなわち、車両を建物で囲ってしまったというわけです。もともとはよく見られる電車利用のレストランだったのが、店を改装する時に電車を撤去せずにこのような形で残しているのです。こうまでして電車を残しているというのは、よくよく鉄道好きの経営者と思われます。なお、店の裏手にあるワラは従業員の詰所として使っているようです。足下を見れば、ドブ板にワラから切り出した側板を使っていたりして、何やら怪しげな雰囲気の場所です。
- ■建設省関東地方建設局・利根川上流工事事務所(栗橋町伊坂)
埼玉県北部、利根川と渡良瀬川が合流する利根川橋のたもとにある建設省の出先機関の庁舎敷地内に、加藤君こと加藤製作所製の内燃機関車がひっそりと眠っています。置いてある場所からわかるように、意図あって保存されているのにもかかわらず、至近距離に桜の木が植わっており、一見すると保存か放置か判然としません。薄緑色の機関車と、ナベトロと呼ばれる砂利を積む貨車が3両つながっています。機関車の銘板は失われていますが、“TL-538”と白ペンキで書かれていました。渡良瀬遊水池の建設工事に使われたゆかりでここに置いてあるのですが、せっかく保存するならそれらしく整備してほしいと思いました。
- ■長戸路児童公園(東武日光線・杉戸高野台駅前)
東武日光線の車窓からも見える駅前の小公園に、東武のEL(ED5020)と車掌車(ヨ126)が保存されています。かなり状態が悪くなっていて、窓ガラスやエアフィルターはすべてトタン板でふさがれています。悪く言えば、これが本当の粗大ゴミというところでしょうか。
- ■杉戸検修区北端(東武動物公園駅日光方の踏切脇)
ここにも、廃車となったなつかしい車両が見られます。板張り電車ことモハ7876、車体更新で不要になったモハ6101の旧車体、川越市の初雁公園にあったSL40号機です。これらの車両の状態はまずまずで、特に40号はペンキを塗り直してきれいになっていました(注:SL40号機は、埼玉県宮代町笠原1丁目:コミュニティーセンター「進修館」広場に移設)。
また、私が92年10月に佐野線に乗車した際、北館林荷扱所に廃車になったDRCが1編成置かれているのを車窓から見ました。
来たるべき東武創業 100周年(1997年)には、東武の歴史を語る車両たちを一同に展示・整備されることを望みたいと思います(注:東武鉄道では、創業100周年記念として、東武レイルウェイワールドというテーマパークを計画したが、バブル崩壊で事業化を断念した)。
最後になりましたが、車でこれらの場所に案内していただいたSさんに、誌面を借りて御礼を申上げます。初出:鉄道友の会東京支部日曜サークル機関誌「休日運転」bP52(92.9.27)
初出:鉄道友の会東京支部日曜サークル機関誌「休日運転」bP56(93.1.17)6050系に台車などの機器を譲って廃車となった東武6000系1両(クハ6222)と、ワラ1形3両(ワラ105,109,もう1両は車番不明)が、割烹料理店として再利用されている。クハ6222は塗色も現役当時のままで原形をとどめているが、ワラはアルミサッシやドアが取りつけられるなどかなり改造されている。店の名前は割烹“停車場”で、場所は東武小泉線東小泉駅から徒歩15分ほどの御正作(みしょうさく)公園わきにある。 割烹料理店に生まれかわった東武6000系
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