
●「アルプスライン305」
ミニコラム
JR尾久駅近くで見つけた「アルプスライン305」というレコードの販売促進ポスターです(「片面」と書いてあるのでCDではなくレコードです)。バックに走っている「あずさ」は183系0番代で国鉄マークつきなので、数年以上前に発売されたものと思われます。アルプスライン305とは国鉄時代に行われたキャンペーンで、北アルプスへの玄関口となる大糸線の南小谷駅が東京駅からの営業キロ305.5qにあたることから名づけられたものです。今でも中央線甲府駅や小淵沢駅には当時のスタンプがあります。私は実際に聴いたことがないのでどんな曲かはわかりませんが、カップリングの「夢半島」という曲名から考えるとどうやら演歌のようです。それにしても、キャンペーンに乗っかって生まれたこの曲、今となってはもう陽の目を見ることはないでしょう。
●同情するなら箸をくれ!?
湯河原へ行く用事があって、東海道本線の普通電車に乗った時のことである。車窓を眺めながら食べようと、東京駅名物の「チキン弁当」を買った。電車は発車し、品川あたりで箱を開くと、何と箸(この場合はプラスチック製のフォーク)が入っていない!!チキンライスのトレイの下まで見たがやっぱりない。こんなことは初めてである。売店に苦情を言おうと思っても、電車は川崎に向かって走っており、どうにもならない。しばらく米粒を眺めたあとで、私はついていた湿ったおてふきで、両手を爪の先まで念入りに拭き始めた。そう、私はインド人よろしく、右手を使って食べ始めたのである。もちろん、不浄とされる左手は使わなかったことは言うまでもない。
駅弁にとって箸がないのは致命的である。二度とこのようなことがないよう、駅弁製造関係各位にはお願いしたい。ところで、これを読んだ方で同じ経験をしたなんて人はいるのだろうか?
初出:鉄道友の会東京支部日曜サークル機関誌「休日運転」bP78(94.11.27)●車窓から身を乗り出した撮影は危険
某鉄道趣味誌のカラーグラビアを見ていると、車窓から身を乗り出して撮影していると思われる写真が目につく。迫力ある誌面構成を作り出すために行っているのであろうが、これは危険なことではないだろうか。
アメリカでは、鉄道写真と言えばカーブの内側で車窓から先頭の機関車を撮ることが一般的だそうだが、日本の場合、列車密度が高く、かつ線路際の障害物が極めて多い(架線柱やトンネルなど)。貴誌の場合、車掌室の窓からの撮影では当然許可を得ているだろうが、おそらく客室の窓からの場合までは許可を取っていないと思われる。あるいは実際には顔は外に出さず、カメラだけを出し、ノーファインダーで撮っているのかも知れない。 しかしながら、例え許可があり、あるいはノーファンダーであったとしても、写真に説明がついていない以上、読者にはそういった事情はわからないし、行っていることが危険な行為であることに変わりはないのである。
近年、JRの一部の車両が、窓にストッパーを取りつけて開閉不能にしているのも事故防止のためであり、このような折、読者に誤解を与えるような撮影方法は自粛すべきではないだろうか。
この月刊誌の特色でもある乗車ルポを楽しみにしている読者のひとりとして、このような苦言を呈するのは心苦しいところであるが、年少の読者が真似をしかねないことでもあり、あえて申し上げる次第である。
●鉄道模型の市民権
ヨーロッパでは鉄道模型は家族とともに楽しむことのできる市民権を得た趣味として認知されているが、日本ではどうだろうか。変わった趣味をお持ちですね、などと言われかねないのが現状ではなかろうか。そんな鉄道模型が一般人の目にふれる機会と言えば、東中野や信楽のような鉄道事故が起きたとき、TVニュースで解説をする際にそれらしい色に塗りかえたNゲージを見る程度だろう。
大相撲の人気者・若貴兄弟が登場する消防団のポスターを街角で見つけた。TOMIXのストラクチャーでつくった街並みを貴花田(現・貴乃花)が持っている。完成品が主体のTOMIXは組立ての手間がいらないので、まさにうってつけといった感じである。そういえば、以前にもKATOのポケットハウスを建売住宅の車内広告で見た憶えがある。どうも本来の役割以外のところでばかり活用されている鉄道模型、本当の市民権を得るのはいつの日だろうか。
●この“国鉄”はまだ使ってます!
92年7月に京福電鉄福井支社の廃止予定区間を乗りに行った際、勝山駅前に止まっていたバスに何と“国鉄大野駅前”という方向幕が出ていました(大野とは越美北線の越前大野のことです)。民営化から早5年が経過したのに、未だに“JR”に改められていないとは驚きです。民営化後1年位の間だったら話はわかるのですが…。確かに未だにJRのことを“国鉄”と呼ぶ人は少なからずいます。どうせ乗るのは限られた地域住民だけだろうし、意味が通じない訳ではないのだからそのまま使ってしまおうということなのでしょう。この写真を撮ったときは国鉄探しの企画を意識していなかったので乗車しなかったのですが、ワンマンの停留所名案内テープはどうなっているのでしょうか。まだ「次は“国鉄”大野駅前、終点です」などとアナウンスしているのかも。乗って確めればよかった!福井在住の読者の方、近くへ行く機会がありましたら確認のほどお願いしま〜す。
●スーパーひたちのコインロッカー
以前鉄道ジャーナルのコラム欄でスペーシアやN´EXのコインロッカーが紹介されたが、日暮里駅にはスーパーひたちをデザインしたロッカーがある。サイドビューと走行写真をあしらったものの2パターンが並んでおり注目度も抜群だが、スーパーひたちは日暮里には停車しないので念の為。
●国鉄マークのマンホール
私の地元・高円寺の商店街を歩いていて、ふと足元を見ると、なんと国鉄のマークと文字が入ったマンホールのフタが!。付近を探してみると、他にも2つほど同じものを見つけました。フタが国鉄のものである以上、その下にあるマンホールは国鉄管理のものということになりますが、駅前とは言えないような場所なので、いったい何の用途に使われているのか不思議に思っていました。
それからしばらくしてまた同じ場所を通りかかると、3つのフタは、JRマークのものに取替えられていました。国鉄の残照が存在する理由には、人目につかないため忘れ去られている、費用がかかるため放置されている、などが挙げられますが、このマンホール、私のカメラに写されてしまったため、最初の条件を満たさなくなり、交換されるに至ったのでしょうか。
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