バスの日イベント・フォトギャラリー
「バスの日」イベントに参加して
9月20日が「バスの日」だということをご存じでしょうか。昭和62年に制定されたこの日を記念して、世田谷区では平成元年度から毎年「バスの日」イベントを開催し、区民とバスの交流を図っています。私は、1990年に引続き、このイベントに参加したのでその模様を報告します。
1991年9月22日(日)、会場である世田谷区教育会館に向かいました。会場は東急バスの弦巻営業所のすぐなので、渋谷駅から弦巻営業所行きのバスに乗りました。東急新玉川線の桜新町駅、あるいは世田谷線の上町駅からも歩いて行けるのですが、「バスの日」イベントなのでバスで行くのが似つかわしいと思ったからです。渋谷から三軒茶屋まで首都高速の下を走ったバスは狭い道に入っていきました。どこをどう走っているかよくわからないというのがバスの欠点であるのですが、それが逆に楽しみであるような気もします。時間さえ気にしなければバスは楽しい乗物だと思うのですが。時計を見ないままバスは終点の弦巻営業所に到着しました。
今日のイベントの目玉は、日本バス友の会が動態保存するボンネットバスに試乗できることです。試乗は午前11時からとのことで少し早めに行ったのですが、10時過ぎには早くも行列ができていて、10時30分発の臨時便を出すというので早速整理券をもらって列に並びました。このバスは昭和42年・いすゞ自動車製造で、現役当時は山形交通が新庄地方で走らせていた「ぎんれい号」と呼ばれるものです。実はこのバスに1988年にも乗ったことがあります。その時は港区が「親子三世代バス」と称するイベントで六本木周辺を走らせたものでした。下回りがトラックのものを使っているとのことで乗り心地はとてもスバラシイものだったのを憶えています。
1999年3月19日には、はとバスが誕生して50周年ということで、記念イベントが行われました。都内を約2時間でまわる「はとバースディ号」が運行され、私も抽選に当たったので、3月20日に乗車してきました。コースは、浜松町駅〜レインボーブリッジ〜臨海副都心〜有明〜勝どき橋〜銀座〜国会議事堂〜赤坂見附〜迎賓館〜青山一丁目〜六本木〜東京タワー〜浜松町駅というものでした。「え、右手に見えますのは」という典型的なバスガイド口調が聞けるかと思っていたのですが、ガイドさんも世代交代したようで、普通の話し方でした。ただ、話を途中で途切れさせないようにしていることと、有名な建物の完成年度、高さなどのデータを正確に覚えているのはさすがと思いました。
途中、東京タワー前で15分の休憩時間があり、ボンネットバスが展示されていました。これは、はとバス運行開始当時のデザインを再現したものとのことです。よく見ると、何だか見覚えのある車体です。そう、これは日本バス友の会所有のボンネットバス「ぎんれい号」ではありませんか。「ぎんれい号」は山形交通の旧塗色の上に特殊なフィルムを貼り、新日本観光株式会社(はとバスの当時の社名)のデザインに生まれ変わっていました。当日はかなりの風と雨でしたが、カメラブレに注意しつつ撮影してきました。このようなバスが活躍していた頃は、東京中を都電が走りまわっていたのだと思うと、なんだか感慨深いものがあります。きっと、石畳の軌道敷をガタガタと音をたてて車体を揺らしながら走っていたのでしょう。
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